代表取締役 岩本 和代

生産されたものは、いつか必ず廃棄物として廃棄されます。新しい製品が産み落とされると、古い製品は“廃棄物”としてその生を終えなければなりません。日本経済は、原料を輸入し、加工し、それを輸出することで、世界に冠たる経済成長を遂げることができました。製造業、流通業、小売業、そして消費者の皆様は、資本主義に勝利しました。しかし物の生産過程において生じる“廃棄物”には、誰も気にとめることがなかったのではないでしょうか？たしかにわが国の製造業、流通業、小売業、そして消費者の皆様は、資本主義に勝利しました。しかし、勝利の代償としての“廃棄物”には、目を向けていなかった事と思います。
ファッション、自動車、ハイテク製品、そして超高層ビルまでも、いつか必ずその役目を終え“廃棄物”となります。そしてそのライフサイクルは、近年とみに短くなってきていると感じます。弊社の事業は、そうして“廃棄物”となったものを適正に処理することであります。
経済的活動に伴って必然的に排出される“廃棄物”と正面から向き合い、資本主義の表舞台である生産、流通、販売、消費活動の舞台袖で、弊社は黒子として少しは支えられたのではないかという自負もあります。今後も“廃棄物”いわゆる“ごみ”と、私たちは、信念を持って向き合っていきたいと考えます。